愛知県みよし市福谷町壱丁田19-1

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妊娠中の口腔内の変化

2019年9月25日

妊娠中は口腔内環境が変化します

妊娠すると歯がボロボロになる、赤ちゃんにカルシウムを取られてしまうから…と一昔前には言われていたことがありました。
実際には妊娠中のお母様の歯のカルシウムが、お腹の中の赤ちゃんに臍の緒を通じて移行していくということはありません。
でも妊娠中に歯や歯ぐきの状態が悪くなるという方はよくいらっしゃいます。それはつわりで口の中が酸性になりやすい、歯磨きをすると気持ち悪くなる、食習慣が変わったなど妊娠期間特有の体調の変化と、ホルモンの影響による歯肉の炎症などが原因として考えられます。
産前産後も御自身の体調を構う余裕をなくされ、口腔環境を悪化させてしまわれるお母さんがしばしばいらっしゃいます。気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

妊娠中は口腔内環境が変化します

みよし市・豊田市の妊産婦歯科検診が
受診できます。
ご来院時は受診券と母子手帳を
お持ちください。

当院での口腔管理

当院での口腔管理

口腔内細菌が全身の健康に影響することが、近年判明して参りました。妊娠中に歯周病に罹患されますと、体内で子宮収縮を促進させる物質がつくられ、早産につながるおそれがあるそうです。歯周病の妊婦さんは、歯周病でない方に比べて約5倍早産になりやすいと言われています。
当院では妊娠初期からのお口の中のケアが大切と考え、妊娠期間特有の口腔環境に合わせた予防プログラムをご提案致します。
体調を考慮しながら無理のない範囲で通院していただき、普段の生活に取り入れることのできるお口のケアをご指導させていただきます。
また妊娠中でも体調やつわり・妊娠期間を考慮しながら、むし歯治療が十分可能ですのでご安心下さい。レントゲン撮影を極力行わずに治療致しますが、必要であれば部分的なレントゲン撮影をさせていただくこともございます。その際は放射線防護服をしっかり着用して頂きます。当院のレントゲン設備は従来のものよりX線量が1/10~1/2と少なくすみますが、ご心配な方はご遠慮なくお申し出下さい。レントゲン撮影なしでも回数をかけ慎重に行えば治療が可能な場合もございます。
むし歯菌は、身近な人のだ液によって感染します。お子さんへの感染を防ぐには周囲の方々がきちんとケアすることが大切です。身近な人たちのむし歯菌の量が減れば、お子さんへの感染の確率はぐっと低くなります。
生まれてくるお子さんがむし歯になりにくいように、妊娠中からお口のケアを始めましょう。