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1妊娠初期
この時期はつわりがあり、体調が不安定になりやすいため、基本的には検診やケアが中心となります。むし歯や歯周病が見つかった場合も、大掛かりな治療は避け、セルフケアのアドバイスを行います。
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2妊娠中期(安定期)
安定期に入ると、通常の歯科治療が可能になります。むし歯や歯周病の治療が必要な場合は、このタイミングで治療を済ませましょう。治療に使用する局所麻酔は胎児に影響を与えないため、必要に応じて使用可能です。また、防護エプロンを着用すれば、X線撮影も問題なく行えます。
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3妊娠後期
出産が近づくと、長時間の治療が負担になるため、外科的な処置は基本的に行いません。本格的な治療は産後に行うことになります。気になる症状がある場合は、妊娠中期の間に治療を終えておくことをおすすめします。
むし歯をお子さんに移さないためにも
家族全員で歯科検診を受けましょう
お子さんのむし歯のリスクは、ご家族のお口の状態とも深く関係しています。食器の共有やキス、ほっぺをすり寄せるスキンシップを通じて、むし歯菌が赤ちゃんに移ることがあるため、ご家族全員の口腔ケアが大切です。赤ちゃんの健康な歯を守るためにも、お母様だけでなく、お父様やごきょうだいを含め、ご家族そろって定期検診を受けましょう。むし歯予防は、家族皆様で取り組むことが重要です。